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MACOちゃんのネトゲ日誌2

仮想ネットゲームその後。ライバル登場?







☆Maco☆:ヴェムナの峠まじめんどくさ~~ヽ(`Д´)ノプンプン
りゅういち。:がんばりなさい
☆Maco☆:ゴブリン150匹とか舐めてるよぉおお
りゅういち。:人間、やらねばならない時があります
ゆぅこ♪:あの、すみません
りゅういち。:それが今
☆Maco☆:はぁい
りゅういち。:はい、俺たちですか?
ゆぅこ♪:はい、あの、ヴェムナ行かれるんですか??
りゅういち。:はい、そのつもりですが
ゆぅこ♪:よろしければ、ご一緒させていただけないでしょうか・・・・??;;

ややこしいクエストに挑もうとしたら、ボブショートの可愛らしいホットパンツのエルフに声をかけられた。

りゅういち。>>別に俺は構わないけど?
☆Maco☆>>私も別におkだよ?
りゅういち。>>了解

りゅういち。:あ、問題ないです
ゆぅこ♪:わぁい☆たすかります~~vv
☆Maco☆:よろしくね( `・∀・´)ノ
ゆぅこ♪:よろしくです~~*> <*
りゅういち。:ちなみに職種は?俺、ナイトと白魔
りゅういち。:そっちが白魔と黒魔
☆Maco☆:わたし白黒さんだよ~
ゆぅこ♪:弓と白です~;;
りゅういち:バランスなかなか良いね、じゃあ行ってみる?
☆Maco☆:了解にゃん☆
ゆぅこ♪:よろしくおねがいします~~vv

「これがリアル女子の威力か・・ッ」
俺はモニターの前で悶絶していた。
流石の俺にもリアルJOSHIRYOKUには参ったな!
なんだか妙な対抗心が芽生えてきて「まこ」の行動がいつもよりぶりっこ200%アップなのは気のせいではない。
「・・・・待て・・・俺はいったい何を考えているんだ・・・」
ねえ神様、待って。俺は男のはずで、ネット上でだけ、オイシイから女子のフリをしているだけだったはずなのに。どうしてなの、この子のことりゅういちが俺より気に入ったらどうしようとか考えてるの。おかしいね、さっちゃん。
「そもそもりゅういち、男じゃないし・・・」
色々考えがカオスになってきたので、俺は考えるのをやめた。
クエストこなそう。クエストを。

☆Maco☆:終ーーーーーー了ーーーーーー☆
りゅういち。:おつかれさまでした
ゆぅこ♪:おつかれさまでしたぁ~~~!!

三人がかりなだけあって、ややこしいクエストはサクサク終わった。

☆Maco☆:思ったより早くに終わっちゃったねー
りゅういち。:ゆぅこさんが来てくれて助かりました
ゆぅこ♪:そんなこと;;;おふたりがすごいからですよぉ~~~vv
☆Maco☆:照れますなぁ///
りゅういち。:ゆぅこさんの補助も的確でしたよ
りゅういち。:お疲れ様
ゆぅこ♪:そんな~~~~;;;;照れちゃいます;;;
りゅういち。:そのパンツは限定アイテム?
☆Maco☆:ぱぱぱぱぱぱぱぱぱんつとかいうなーーーーー!!(>_<)
ゆぅこ♪:えっち・・・・・・><
☆Maco☆:りゅーさん・・・・・・
☆Maco☆:やっぱりムッツリスケベだったのねーーーー!!!
ゆぅこ♪:てか、見えます???短パン衣装なんですガ・・></////
りゅういち。:いや、見えないけど。
☆Maco☆:な ら 何 故 に 言 っ た し
りゅういち。:気が向いたから
☆Maco☆:まじ意味分からん
☆Maco☆:ゆうこちゃん気をつけて、このお兄さんヘンタイよッ!!
ゆぅこ♪:あははwwwww
りゅういち。:なんだかすいませんでした。もうしませんので。
☆Maco☆:ならばゆりゅす!!
ゆぅこ♪:いえいえ^^
☆Maco☆:かんだ(>_<)
りゅういち。:さて、どうしましょうか
りゅういち。:もう落ちます?
ゆぅこ♪:お二人は、まだされますか??
☆Maco☆:私はまだ平気だよ☆
りゅういち。:俺も、明日は休みなので
ゆぅこ♪:ぢゃあ、ご無理ぢゃなかったら・・・・・;;;
りゅういち。:じゃあ、グレートロック
☆Maco☆:りゅーさんそのネタ使い回しじゃないですか(>_<)
ゆぅこ♪:グ、グレートロックはちょっと・・;;;;><
りゅういち。:残念だ
☆Maco☆:ちょっと、むり、かなっ☆?!
りゅういち。:では冥界ロクフィー
☆Maco☆:死ぬじゃないですかーー!!!
ゆぅこ♪:あははは^^;;;
ゆぅこ♪:お二人は、仲良いんですね~~vv
☆Maco☆:ま、そうかな?(*^_^*)
りゅういち。:あんまり知り合って長くはないんだけどね
ゆぅこ♪:あ、そうなんですかぁ~~~><
☆Maco☆:ちょww一緒にリアルイベント二回も行ったのにっ?!?!
☆Maco☆:泣いちゃうぞおぉおおお(T_T)
りゅういち。:あー
ゆぅこ♪:おぉ~~vvvいいなぁ~~~vvvv
ゆぅこ♪:私もイベントとかご一緒したいですぅ~~~~vvvv
ゆぅこ♪:もうすぐTGSありますよね??行きませんか????
☆Maco☆:行くつもりはしてるにゃん
☆Maco☆:ゆぅこたんも来ますかにゃ?
ゆぅこ♪:ぜったい!!!!いきます~~~~vvvvやったぁvvvv
りゅういち。:俺、その日仕事が
☆Maco☆:前に休みだっつってたじゃんかぁああああ
りゅういち。:あー、そうね
☆Maco☆:りゅーさんも来よう?ね?
ゆぅこ♪:あ、社会人さんなのですかぁ??
ゆぅこ♪:ご無理は;;しないで;;;><
りゅういち。:まぁ、考えておくよ
☆Maco☆:絶対、来て欲しいナリ
りゅういち。:はいはい
りゅいいち。:それじゃ、悪いけど先に落ちますので
ゆぅこ♪:はぁい♪おつかれさまでしたぁ~~~vvv
☆Maco☆:おつかれ~~~(^_^)/~

「おぉう?!」
気がついたら週末のイベントに行くことになっていた。
えらいこっちゃ。
まぁ、この子も普通の子みたいだし、アレだよな、会ってから説明すればいいか。
俺はそのあと、ゆうこちゃんと二人でもう一つ簡単なクエストをやって、メルアドを聞いて終わった。
さて、待ち合わせの目印をどうしよう。
前回普通すぎる目印で失敗している。もう少し分かりやすいもの。かつ、他人に見られても恥ずかしくないモノ。
思案の末、「右手首に赤い何かを巻く」という案になった。


「あ、こっちこっち~~」
さて。問題です。
「あ、ごめん、早くに来すぎた?」
「いえ、全く。遅れて・・ごめんなさい」
「そんなことないよ~?俺がたまたま早く来ちゃっただけだしね!」
「そう言ってもらえると、・・助かりますが」
「あ、そうだ、大丈夫かな?」
手に赤いオシャレバングル?何?革?そんなのをつけて颯爽と集合場所である某公園噴水前に佇んでいたのは背の高いイケメン男子、それはだあれ?
待って、今まじで意味が分からない。それは何か?つまりアレか?
「俺、妹の垢借りてネトゲしてるんで、女キャラつかってんだ。でも見たとおり、普通に男なので、ヨロシク☆」
それはひみつひみつひみつひみつのゆぅこ♪ちゃ~ん。

鬱だ氏のう。

ゲームイベントは楽しかったはずなのだが、新作ゲームの試遊とかマジテンション上がっちゃう筈なのだが、俺は超憂鬱君でした。
そして現在。ゆぅこ♪(仮)が知っていたなんだかオシャレカフェに三人で顔をつきあわせて座っています。
俺と一華さんが初めて出会ったときにはね、近場のスタバが精一杯だったんだ。うん。なんだろうね、このモテ男力?の差。
「あ、俺、アメリカンをブラックで」
「普通のブラックをお願いします。」
「・・・・えーと・・・・・・ブラックで」
「アメリカンですか?」
「・・・・・・・・・・・普通ので」
一華さんがじっと俺を見ている。俺は手に巻いた赤のバンダナをほどいた。つーかまだつけとく意味ある?ないよね?
「いやーしかし、まさかダークナイトスタッフの新作がこんなに早く発表されるとはね~」
ゆぅこ♪(仮)が、したり顔で頷いた。
「まぁ、前作も評判良かったしね、売れるんじゃないかな、次のも。」
「・・・そうでしょうね、たぶん」
「あのゲームもオンラインあるの知ってる?やった?」
「ダークナイト持ってないので」
俺をほったらかして、ゆぅこ♪(仮)と一華さんが盛り上がっている。今感じているジェラシーは、りゅういちとゆぅこが盛り上がっていた時に感じたものと同じだぞ。そうか、俺は深層意識ではゆぅこの正体に気づいていたんだな!やったー
「ええー?もったいないよ~凄くあのゲーム出来良いよ?やっとくべきだと思うな~」
「そうですかね?」
「是非買って欲しいなぁ!今度一緒にオンラインやろうよ!俺が教えてあげるからさ!」
やったー・・・・
「あんまりお金に余裕も無いんですけどね」
「分かるー!やっぱバイトとかしてる?でも欲しいもの買ってたらすぐにお金って無くなるよねー!」
「そうですね」
「まぁ、使ってあげたほうが、景気の回復には有効でしょうけどね」
「はははははwまぁ、そうだよねwそういえば、手持ちのゲームで他にオンラインできるのとかないの?」
「あんまり、オンゲー好きじゃないので・・」
「えー、そうなんだ?でもネトゲはやるんだよね?」
「ああ・・まぁ、そうですね。」
やったぁ・・・

結局俺はあんまり会話に加われなかった。
楽しそうに盛り上がる二人を横目で見ていただけだった。きぃい。少女漫画で良く出てくる、ハンカチ囓ってるまつげビシバシのキャラを想像していただけると助かります。
「そういえばさ」
ゆぅか♪(仮)が、俺に話しかけてきた。
「りゅういちさんは、仕事って言ってたけど、まだ時間平気ですか?別に無理しなくてもいいですよ?彼女はちゃんと俺が送っていきますんで」
「さぁ?」
そんなこと俺に聞くな。俺は一華さんの仕事の予定なんぞ知らん。
「さぁって・・・」
ゆぅか♪(仮)が、若干呆れた顔をする。それに呼応するかのように、一華さんも溜息をついた。
あ、なんか空気悪くしちゃったっぽい。もう俺とか死んでしまえば良いのに。
「そうね、もういいや」
そう言った一華さんが、ゆぅか♪(仮)に向かって、にっこりとほほえんだ。
「わたしのハンドルネーム、りゅういちなの。」
そして、バスガイドさんのように、俺を片手で示して、
「この子が、まこちゃん。」

なんかゆぅか♪(仮)の時間が静止している姿を見た。
あの、ネットでよく見るジョジョのネタ、あれをそのままリアルに再現している感じだった。
一華さんがボソっと、
「ポルナ○フ」
と呟いてきた。やめて!噴いちゃうからやめて!!

りゅういち。:っていうか、初めからまこちゃん目当てのネカマだっただろ?
☆Maco☆:嘘だ?!絶対リアル女子だったろアレ
りゅういち。:リアル女子だったら下着見えるわけないショートパンツの服装なのに
りゅういち。:パンツがどうとか言われて即座に下着に結びつけないだろ
りゅういち。:その前から嫌な予感がしてたから言ってみただけだけどな
☆Maco☆:・・・・・・・りゅーさんマジ策士・・・
りゅういち。:まこちゃんもおぼえときなさい
☆Maco☆:はい、教官・・・
りゅういち。:ていうか、あなたも警戒心なさ過ぎだ
☆Maco☆:すいません・・・
りゅういち。:どうせ、ゆぅこにデレデレしてたんだろ?
りゅういち。:全く。
りゅういち。:今日ずっとテンション低かったもんな
りゅういち。:そんなにゆぅこちゃんに会いたかったですか、そうですか
☆Maco☆:あのー
りゅういち。:ん?
☆Maco☆:・・・・・おこってらっしゃる?
りゅういち。:何故に?
☆Maco☆:・・・・・いえ・・・・・すいませんでした・・・
りゅういち。:さて、ゆぅこのフレ登録消しておこう
☆Maco☆:・・・やっぱ・・・怒ってる・・・
りゅういち。:怒ってないよ
りゅういち。:今日も可愛いまこちゃんを見れて幸せでしたよ
☆Maco☆:今日の俺は可愛くなかった筈
りゅういち。:ゆぅこに対抗して、ブラック頼んでみたんだよね、
りゅういち。:でも、全く同じのは嫌で、それでアメリカンはやめたんだよね?
りゅういち。:でも結局飲めなかったんだよね。
りゅういち。:可愛かった
☆Maco☆:あぁああああぁああああぁああぁぁああああああああああああああああ
りゅういち。:砂糖入れたい感じでシュガーポットのあたりを視線がうろうろしてたね
りゅういち。:可愛かったよ
☆Maco☆:ああああああああああああああああああああああああああああああ
りゅういち。:今度は、甘いコーヒー飲みにスタバ行こうね、まこちゃん。
☆Maco☆:もう、勘弁してクダサイ・・・・・









ストーリー原案はりぅさんです。お世話になりました。

本名出てこなかったゆぅこですが、ネットで出会うウザい男性像を膨らませてみました。
まこちゃんは一華さんと彼が良い感じになってると思ってますが、一華さんはウザがってます。
それに気づかないあたりがまこちゃんのまこちゃんがまこちゃんである的な。


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